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日々の食事




忙しさにながされ、自分達の体を作る元となる食事を蔑ろにしていたこと。
歳を重ねるごとに『食』を提供する側の
モラルと責任を強く感じるようになっていくこと。
家族が大病を患い、現代の医療では改善させることができず
なんとか食事や生活習慣を変えることで
自己免疫を高めることが出来ないかと悩んだこと。

そんなこんなが全て繋がって
今年の1月から 
食事改善計画’2013をはじめました。

< 炊飯 >
米は国産米(飯野産)とタイ米(ジャスミンライス)を半々で。
研がずに3時間ほど浸水させる。
いりこ、昆布、海塩、オリーブオイル、刻みアーモンドを加え
鋳物の鍋で火にかける。
沸騰したらごく弱火にし、10分間炊く。
火を止めて10分蒸らし、切るように混ぜたらお櫃に移す。

< お味噌汁 >

鍋に水、いりこ、昆布、鰹厚削り節を入れ3時間ほどつけておく。

好みの具材を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし
味噌の1/3を加えてフツフツと15分ほど
(具材により変わりますが)弱火で煮る。
残りの味噌も加え沸騰直前まで温めて出来上がり。

手間をかけない、時間を短縮....等の時代の流れとは
真逆のやりかたですから
ホントに美味しくて、体に良いんだろうか?と
はじめたときは半信半疑でしたが
10ヶ月続けてみて、基礎体温は上がり
確実に体が変化しはじめ、今では確信に変わっています。

目的はかたちだけの食事でなく、豊かな栄養を摂ること。
いりこはワタと頭を取り、
昆布は沸騰させてはダメ、
鰹はカツ箱で削って...とやっていましたが
全部やめました。
こっちのほうが、とても簡単。で、おいしい!
出汁をとったあとの食材にも栄養素はたくさん残っているので
今までは捨てていた出汁殻も、全部食べてしまっています。
灰汁をミネラルだと認識し、複雑な味わいを滋味深さだと
発想の転換が出来れば、すべてが腑に落ちる調理法です。

宮中の行事ごと等と深くかかわって深化してきた日本料理ですが
見た目の美しさを求めるがために、下茹でしたり
灰汁を取ったり、本来摂るべき栄養素をことごとく取り除いたり
壊したりする調理法も多いようです。
儀式の調理であればそれでも良いのでしょうが
普段の食事は、体を作るための栄養を摂ることに意味があります。

戦後、テレビやメディアの普及で
料亭などで伝わっていた形式を重んじるプロの技法が
お茶の間にも伝えられるようになったり、
高級品であった砂糖が安価になり、庶民でも使えるようになったことや
甘味料を入れることで、力のない素材でも簡単に味が決まってしまうことなど
様々な要因で今の様な食事の取り方が出来上がってしまったようです。

科学や技術、流通も進歩し、様々なものが手に入るようになった
今だからこそ、先人が昔から伝えてくれた
日本人にあった食事の取り方を見直すべきではないかと強く思います。
by toujours-m | 2013-10-27 18:00 | movies
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